三好工業のここがミソ~「建物の骨をつくる」仕事~

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皆さんこんにちは!

三好工業株式会社の更新担当中西です。

 

「建物の骨をつくる」仕事


 

鉄骨加工業の魅力を一言で表すなら、建物の骨格(フレーム)を“工場で生み出す”仕事です
現場で組み上がる鉄骨は、いきなり空から降ってくるわけじゃありません。一本の柱、一本の梁(はり)が、図面と材料から加工され、穴あけ・切断・溶接・仕上げ・検査を経て、ようやく“使える鉄骨”になります


現場で目立つのは建方(たてかた)かもしれませんが、加工がなければ始まりません。
むしろ「加工の精度」が、現場の安全・スピード・品質を決めると言っても過言ではないんです







1. 工場で生まれる「ミリ単位の信頼」


鉄骨加工はスケールが大きい仕事です。何トンもある部材を扱うことも珍しくありません
でも、求められる精度は“ミリ”の世界。
柱や梁の穴位置が数ミリずれるだけで、現場でボルトが通らない、納まりが合わない、無理な調整が必要になる…というトラブルにつながります


つまり鉄骨加工は、
大きなものを扱いながら
小さな誤差を許さない
という、ダイナミックと繊細さが同居する仕事なんです


このギャップが面白い。
「大きい仕事=大雑把」ではなく、むしろ逆。
“正確さ”こそがプロの証です







2. 図面が「現物」に変わる快感


加工業の醍醐味は、紙の図面や3Dデータが、目の前で“鉄”として形になることです
最初はただのH形鋼や鋼板だった材料が、切断され、孔が開き、プレートが付き、溶接され、次第に「部材」として完成していく。
この工程には、ものづくりの快感が詰まっています


「図面を読める」ようになると、さらに面白いです
ここが柱、ここが梁、ここが接合部、ここが補強…と理解できるようになると、加工の意味が一気に立体的になります
ただ作業するのではなく、“建物の一部をつくっている”実感が強くなるんです







3. 鉄骨加工は「工程の総合力」


鉄骨加工は、単一の作業だけでは完結しません。
一般的に、工場内ではこんな流れがあります(会社によって違いはあります)





  • 材料受け入れ・管理




  • 罫書き(けがき)・マーキング




  • 切断(ガス・プラズマ・シャーなど)




  • 孔あけ(ボール盤・NC)




  • 組立(仮付け)




  • 溶接(半自動・ロボットなど)




  • 歪み取り・修正




  • 仕上げ(グラインダー等)




  • 塗装(錆止め・仕上げ)




  • 検査(寸法・外観・超音波など)




  • 出荷・積み込み




この一連の流れが“ピタッ”と噛み合った時、工場は強いです
現場のスムーズさは、工場の段取りで決まります。
鉄骨加工業は、まさに工程管理と連携の仕事でもあります







4. 「見えない安全」を作る誇り


鉄骨加工は、完成後に見えなくなる部分を作ることが多いです。
でも見えない部分こそ、建物の命。
接合部、溶接、プレート、補強…。
こうした“内部の品質”が、地震や風に耐える力を支えます


だから鉄骨加工は、
「バレないから適当でいい」ではなく、
「見えないからこそ、絶対に誠実にやる」仕事です


検査や記録をしっかり積み上げる会社ほど、信頼されます。
そしてその信頼は、職人一人ひとりの仕事の積み重ねで作られます







5. “ものづくり”として一生モノの技術になる


鉄骨加工の魅力は、やればやるほど技術が積み上がることです。
切断の精度、孔あけの段取り、溶接のクセ、歪み取りの判断、仕上げの美しさ…。
経験がそのまま武器になります


さらに最近は、NC機械やロボット溶接、3Dモデル(BIM)なども広がり、
アナログ×デジタルで進化する業界でもあります
“手に職”でありながら、“新しい技術”も学べる。これが鉄骨加工業の強さです







まとめ:鉄骨加工業は「街の骨を工場で生み出す」誇りの仕事


鉄骨加工業の魅力は、
ミリ単位の精度で信頼を作る
図面が現物になる快感
工程の連携で強い現場を作る
見えない安全を支える誇り
技術が積み上がる一生モノの仕事
にあります。


工場でつくった一本の鉄が、街の建物になり、誰かの暮らしを支える。
このスケール感が、鉄骨加工業のかっこよさです