月別アーカイブ: 2025年12月

三好工業のここがミソ~“未来型ものづくり”へ~

皆さんこんにちは!

三好工業株式会社の更新担当中西です。

 

“未来型ものづくり”へ



「鉄骨加工=昔ながらの職人仕事」
そんなイメージは、今まさに変わりつつあります
もちろん手仕事の技術は大切。でも同時に、NC機械、ロボット溶接、3Dモデル(BIM)、デジタル管理など、現代のものづくり要素がどんどん入ってきています


鉄骨加工業の魅力は、伝統と最先端が同居しているところ。
これから伸びる余地が大きい業界なんです







1. NC・自動化が「品質を安定させる」


孔あけや切断など、NC化が進むと何が良いのか?
それは品質が“再現できる”ようになることです


熟練者の技術を、機械と手順で標準化しやすくなる。





  • 誤差が減る




  • 生産性が上がる




  • 若手が学びやすい
    結果的に、工場全体が強くなります




「ベテランがいないと品質が出ない」から、
「チームで品質を出せる」へ。
これが今の鉄骨加工の進化です







2. ロボット溶接は“敵”じゃなく“味方”


ロボット溶接が入ると「職人の仕事がなくなる」と不安になる人もいます。
でも実際は、役割が変わるだけです


ロボットが得意なのは、一定条件での繰り返し作業。
一方で、





  • 段取り




  • 治具づくり




  • 条件設定




  • 品質の確認




  • 例外対応
    は、人の技術が必要です




つまり、ロボット時代の職人は「動かす人」から「設計し管理する人」へ進化していく。
この変化に乗れる人ほど、価値が上がります







3. 3D(BIM)で“図面の理解”が変わる


3Dモデルがあると、図面の理解が一気に立体的になります。
どの部材がどこにつき、どこが干渉しやすいか、現場でどう組まれるか…。
これが見えると、加工の意味も深くなります


さらに、加工と現場のギャップが減りやすい。
干渉や納まりの問題を早めに見つけられる可能性も高まります
鉄骨加工は、3Dと相性がいい業界なんです。







4. デジタル管理で「働きやすさ」も進化する


写真管理、検査記録、部材トレース、工程進捗…。
これらを紙で回すと、時間も手間もかかります
デジタル化が進むと、





  • 探す時間が減る




  • 引き継ぎが楽になる




  • ミスが減る




  • 残業が減る方向に進みやすい
    といったメリットが出てきます




もちろん導入には工夫が必要ですが、方向性としては“現場の負担を減らす”流れです
鉄骨加工業は、働き方改革とも相性が良くなってきています







5. それでも最後は「人の目と手」が価値になる


どれだけ自動化しても、最後の品質を守るのは人です。
溶接の外観、仕上げ、歪み、塗装状態、細部の気配り…。
ここには人の判断が必要です。


だから鉄骨加工業は、
機械を使いこなす人手仕事を磨く人、両方が活躍できる世界。
選べる強さがあります







まとめ:鉄骨加工業は“進化するものづくり”で未来がある


鉄骨加工業の魅力は、
NC化・自動化で品質が安定する
ロボットを使いこなす新しい職人像がある
3Dで理解が深まり、ミスが減る
デジタル管理で働きやすくなる可能性がある


最後は人の目と手が価値になる


にあります。


鉄を加工する仕事は変わらない。
でも、そのやり方はどんどん進化している。
だから鉄骨加工業は、今もこれからも面白い仕事です


 

三好工業のここがミソ~”一生モノの仕事~

皆さんこんにちは!

三好工業株式会社の更新担当中西です。

 

”一生モノの仕事”



鉄骨加工業の魅力は、努力がきちんと“技術”として残ることです
体力だけで押し切る仕事ではなく、経験が判断力になり、段取りがスピードになり、丁寧さが品質になる。
つまり、積み上げた分だけ強くなる職人の世界です







1. 切断:最初の一手が品質を決める


切断は、加工のスタート地点。
ガス切断、プラズマ、シャー、バンドソーなど方法は様々ですが、ここで精度が出ると後工程が楽になります





  • 切断面のきれいさ




  • 寸法の正確さ




  • 熱で反る・歪むリスクの管理




  • 材料ロスを減らす工夫
    こうしたポイントを押さえられるようになると、職人として一段上がります




切断が上手い人は、工場全体の効率を上げる存在。
この“影響力の大きさ”も魅力です







2. 孔あけ:ミリの正確さが現場を救う


孔あけは地味に見えますが、現場での組みやすさを左右する超重要工程です。
ボルト穴の位置が合わないと、現場で無理な調整が発生し、安全にも工程にも悪影響が出ます





  • 図面の読み取り




  • 基準出しの正確さ




  • 工具の扱い




  • 穴径・ピッチの確認
    ここが安定すると、「この工場は安心」と言われるレベルが上がります








3. 組立:鉄骨に“形”を与える工程


組立(仮付け)は、部材の姿が見えてくる工程です。
プレートの向き、芯(基準線)、直角、通り…。
ここでの精度が、溶接後の歪みや寸法精度に直結します。


組立の上手さは、
図面理解
段取り
クセを読む経験
が揃って初めて出るものです


「仮付けが上手い人がいる工場は強い」
と言われるのはそのためです







4. 溶接:火花の向こうに“信頼”がある


溶接は花形。
鉄骨加工の象徴的な仕事です


でも溶接は、ただビードを盛ればいいわけではありません。





  • 施工条件の理解




  • 入熱による歪みの管理




  • 欠陥を出さない姿勢と手順




  • 仕上げまで含めた品質
    こうした総合力が求められます。




上達すると、溶接が「作業」から「設計に沿った品質を作る技術」へ変わります
この変化を感じた時、仕事が一気に面白くなります







5. 歪み取り・修正:最後の仕上げで差が出る


鉄は熱で動きます。溶接の入熱で、どうしても歪みは出る。
そこで必要なのが歪み取り・修正です。


ここは経験が物を言います
「どこを叩けば戻るか」
「どの順番で熱を入れるか」
「どこまで戻せば許容内か」
感覚と理屈が混ざる“職人の領域”です


この工程が上手い人は、本当に頼られます。
工場の最後を締める、仕上げのプロです







6. 技術の先にある“育成”という誇り


鉄骨加工業の魅力は、自分が上手くなるだけじゃありません。
経験を後輩に伝えられるようになると、さらに仕事の価値が増えます





  • 図面の読み方




  • ミスしやすいポイント




  • 安全の癖づけ




  • 段取りの考え方
    これを言語化できる人は、現場の未来を作る人です








まとめ:鉄骨加工業は“積み上げた技術が一生残る”仕事


鉄骨加工業の魅力は、
工程ごとに武器が増える
経験が判断力になる
丁寧さが信頼になる
育成で価値が広がる
にあります。


鉄を扱いながら、自分の技術も鍛えられる。
これが、鉄骨加工業のかっこよさです

三好工業のここがミソ~「段取りと品質管理」のプロ集団~

皆さんこんにちは!

三好工業株式会社の更新担当中西です。

 

「段取りと品質管理」のプロ集団



鉄骨加工の現場でよく言われるのが、
「鉄は正直」
という言葉です
ごまかしが効かない。曲がりや歪みは後で必ず出る。溶接の甘さは検査で分かる。寸法のズレは現場で噛み合わない。
だからこそ、鉄骨加工業は“段取り”と“品質管理”が命になります


「職人技」と聞くと、手先の器用さだけを想像するかもしれません。
でも鉄骨加工の本質は、ミスを起こさない仕組みと確認の連続
ここが、仕事としての魅力であり、誇りでもあります







1. 仕事の8割は「準備」で決まる


鉄骨加工は工程が多い分、準備が弱いと一気に崩れます
たとえば、材料の取り違え、孔の位置違い、プレートの向き違い、図面の読み違い…。
一つのミスが、後工程に“連鎖”します。


だから強い工場ほど、準備が丁寧です





  • 図面の事前確認




  • 部材番号の照合




  • 治具(じぐ)の準備




  • 溶接条件・施工要領の確認




  • 検査ポイントの共有




  • 作業順の打ち合わせ




段取りが整うほど、現場の動きは速くなります。
「速さ=雑」ではなく、速さ=整っている
この感覚が分かってくると、鉄骨加工は一気に面白くなります







2. “品質”は職人のプライドそのもの


鉄骨加工の品質は、見た目だけではありません。
寸法が合っていること、溶接が健全であること、歪みが許容内であること、孔が正確であること…。
つまり品質とは「図面通りであること」だけではなく、「現場で組める状態であること」でもあります


ここで職人のプライドが出ます





  • 溶接ビード(盛り)の美しさ




  • 仕上げの丁寧さ




  • 角の処理やバリ取りの気配り




  • 歪み取りの判断力
    こういう積み重ねが“良い部材”になります。




そして良い部材は、現場で「組みやすい」。
組みやすい鉄骨は、現場の安全を守り、工期を守り、結果的に多くの人を助けます
加工の品質は、現場への思いやりでもあるんです







3. 検査は「揚げ足取り」じゃない。信頼の証明


鉄骨加工には検査が欠かせません。
寸法検査、外観検査、溶接部の検査(超音波など)、記録・写真管理…。
これらは“面倒な作業”に見えるかもしれません。


でも本当は逆で、検査があるからこそ誇れるんです
「自分たちの仕事は、数字と記録で証明できる」
この強さは、ものづくりの中でも大きな魅力です


さらに、検査体制が整うほど、若手も安心して学べます。
品質が属人化しにくくなり、技能がチームで継承されるからです







4. “工場の連携”が仕事を強くする


鉄骨加工業は、個人プレーでは勝てません。
切断が速くても、組立が詰まれば止まります。
溶接が追いついても、仕上げが追いつかなければ出荷できません。
だからこそ、工場はチーム戦です





  • 前工程は後工程がやりやすい状態で渡す




  • 後工程は前工程の意図を汲んで進める




  • 困りごとはすぐ共有する
    こうした流れがある工場ほど、空気が良く、強いです




そして、全員が「同じ品質のゴール」を見ている職場は、仕事が気持ちいい。
この一体感も、鉄骨加工業の魅力です







5. “仕事の成果”が目に見える達成感


加工業の良さは、成果が形になることです。
完成した部材が整然と並び、出荷され、現場へ向かう。
「この一つひとつに、自分たちの仕事が詰まっている」
そう思える瞬間が、何とも言えない達成感になります


そして数ヶ月後、現場で組み上がった建物を見た時、
「あの柱、自分が加工に関わった」
と誇れる。
これが、ものづくりの醍醐味です







まとめ:鉄骨加工業は“速さと正確さ”を両立するプロの仕事


鉄骨加工業の魅力は、
段取りで勝つ面白さ
品質が誇りになる
検査で信頼を証明できる
チーム連携で強くなる
成果が形で残る
にあります。


「ただ作る」ではなく、「信頼できる部材を作り切る」。
鉄骨加工業は、誠実なプロが輝く世界です

三好工業のここがミソ~「建物の骨をつくる」仕事~

皆さんこんにちは!

三好工業株式会社の更新担当中西です。

 

「建物の骨をつくる」仕事


 

鉄骨加工業の魅力を一言で表すなら、建物の骨格(フレーム)を“工場で生み出す”仕事です
現場で組み上がる鉄骨は、いきなり空から降ってくるわけじゃありません。一本の柱、一本の梁(はり)が、図面と材料から加工され、穴あけ・切断・溶接・仕上げ・検査を経て、ようやく“使える鉄骨”になります


現場で目立つのは建方(たてかた)かもしれませんが、加工がなければ始まりません。
むしろ「加工の精度」が、現場の安全・スピード・品質を決めると言っても過言ではないんです







1. 工場で生まれる「ミリ単位の信頼」


鉄骨加工はスケールが大きい仕事です。何トンもある部材を扱うことも珍しくありません
でも、求められる精度は“ミリ”の世界。
柱や梁の穴位置が数ミリずれるだけで、現場でボルトが通らない、納まりが合わない、無理な調整が必要になる…というトラブルにつながります


つまり鉄骨加工は、
大きなものを扱いながら
小さな誤差を許さない
という、ダイナミックと繊細さが同居する仕事なんです


このギャップが面白い。
「大きい仕事=大雑把」ではなく、むしろ逆。
“正確さ”こそがプロの証です







2. 図面が「現物」に変わる快感


加工業の醍醐味は、紙の図面や3Dデータが、目の前で“鉄”として形になることです
最初はただのH形鋼や鋼板だった材料が、切断され、孔が開き、プレートが付き、溶接され、次第に「部材」として完成していく。
この工程には、ものづくりの快感が詰まっています


「図面を読める」ようになると、さらに面白いです
ここが柱、ここが梁、ここが接合部、ここが補強…と理解できるようになると、加工の意味が一気に立体的になります
ただ作業するのではなく、“建物の一部をつくっている”実感が強くなるんです







3. 鉄骨加工は「工程の総合力」


鉄骨加工は、単一の作業だけでは完結しません。
一般的に、工場内ではこんな流れがあります(会社によって違いはあります)





  • 材料受け入れ・管理




  • 罫書き(けがき)・マーキング




  • 切断(ガス・プラズマ・シャーなど)




  • 孔あけ(ボール盤・NC)




  • 組立(仮付け)




  • 溶接(半自動・ロボットなど)




  • 歪み取り・修正




  • 仕上げ(グラインダー等)




  • 塗装(錆止め・仕上げ)




  • 検査(寸法・外観・超音波など)




  • 出荷・積み込み




この一連の流れが“ピタッ”と噛み合った時、工場は強いです
現場のスムーズさは、工場の段取りで決まります。
鉄骨加工業は、まさに工程管理と連携の仕事でもあります







4. 「見えない安全」を作る誇り


鉄骨加工は、完成後に見えなくなる部分を作ることが多いです。
でも見えない部分こそ、建物の命。
接合部、溶接、プレート、補強…。
こうした“内部の品質”が、地震や風に耐える力を支えます


だから鉄骨加工は、
「バレないから適当でいい」ではなく、
「見えないからこそ、絶対に誠実にやる」仕事です


検査や記録をしっかり積み上げる会社ほど、信頼されます。
そしてその信頼は、職人一人ひとりの仕事の積み重ねで作られます







5. “ものづくり”として一生モノの技術になる


鉄骨加工の魅力は、やればやるほど技術が積み上がることです。
切断の精度、孔あけの段取り、溶接のクセ、歪み取りの判断、仕上げの美しさ…。
経験がそのまま武器になります


さらに最近は、NC機械やロボット溶接、3Dモデル(BIM)なども広がり、
アナログ×デジタルで進化する業界でもあります
“手に職”でありながら、“新しい技術”も学べる。これが鉄骨加工業の強さです







まとめ:鉄骨加工業は「街の骨を工場で生み出す」誇りの仕事


鉄骨加工業の魅力は、
ミリ単位の精度で信頼を作る
図面が現物になる快感
工程の連携で強い現場を作る
見えない安全を支える誇り
技術が積み上がる一生モノの仕事
にあります。


工場でつくった一本の鉄が、街の建物になり、誰かの暮らしを支える。
このスケール感が、鉄骨加工業のかっこよさです