皆さんこんにちは!
三好工業株式会社の更新担当中西です。
“未来型ものづくり”へ
「鉄骨加工=昔ながらの職人仕事」
そんなイメージは、今まさに変わりつつあります
もちろん手仕事の技術は大切。でも同時に、NC機械、ロボット溶接、3Dモデル(BIM)、デジタル管理など、現代のものづくり要素がどんどん入ってきています
鉄骨加工業の魅力は、伝統と最先端が同居しているところ。
これから伸びる余地が大きい業界なんです
1. NC・自動化が「品質を安定させる」
孔あけや切断など、NC化が進むと何が良いのか?
それは品質が“再現できる”ようになることです
熟練者の技術を、機械と手順で標準化しやすくなる。
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誤差が減る
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生産性が上がる
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若手が学びやすい
結果的に、工場全体が強くなります
「ベテランがいないと品質が出ない」から、
「チームで品質を出せる」へ。
これが今の鉄骨加工の進化です
2. ロボット溶接は“敵”じゃなく“味方”
ロボット溶接が入ると「職人の仕事がなくなる」と不安になる人もいます。
でも実際は、役割が変わるだけです
ロボットが得意なのは、一定条件での繰り返し作業。
一方で、
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段取り
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治具づくり
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条件設定
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品質の確認
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例外対応
は、人の技術が必要です
つまり、ロボット時代の職人は「動かす人」から「設計し管理する人」へ進化していく。
この変化に乗れる人ほど、価値が上がります
3. 3D(BIM)で“図面の理解”が変わる
3Dモデルがあると、図面の理解が一気に立体的になります。
どの部材がどこにつき、どこが干渉しやすいか、現場でどう組まれるか…。
これが見えると、加工の意味も深くなります
さらに、加工と現場のギャップが減りやすい。
干渉や納まりの問題を早めに見つけられる可能性も高まります
鉄骨加工は、3Dと相性がいい業界なんです。
4. デジタル管理で「働きやすさ」も進化する
写真管理、検査記録、部材トレース、工程進捗…。
これらを紙で回すと、時間も手間もかかります
デジタル化が進むと、
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探す時間が減る
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引き継ぎが楽になる
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ミスが減る
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残業が減る方向に進みやすい
といったメリットが出てきます
もちろん導入には工夫が必要ですが、方向性としては“現場の負担を減らす”流れです
鉄骨加工業は、働き方改革とも相性が良くなってきています
5. それでも最後は「人の目と手」が価値になる
どれだけ自動化しても、最後の品質を守るのは人です。
溶接の外観、仕上げ、歪み、塗装状態、細部の気配り…。
ここには人の判断が必要です。
だから鉄骨加工業は、
機械を使いこなす人と手仕事を磨く人、両方が活躍できる世界。
選べる強さがあります
まとめ:鉄骨加工業は“進化するものづくり”で未来がある
鉄骨加工業の魅力は、
NC化・自動化で品質が安定する
ロボットを使いこなす新しい職人像がある
3Dで理解が深まり、ミスが減る
デジタル管理で働きやすくなる可能性がある
最後は人の目と手が価値になる
にあります。
鉄を加工する仕事は変わらない。
でも、そのやり方はどんどん進化している。
だから鉄骨加工業は、今もこれからも面白い仕事です