三好工業のここがミソ~日本の橋の特徴~

皆さんこんにちは!

 

三好工業株式会社の更新担当中西です。

皆様新年あけましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いいたします♪

 

さて今回は

日本の橋の数とその特徴についてご紹介♪

 

日本は、四方を海に囲まれた島国であり、河川や湖、海峡などが多い地形を持つ国です。このような地形の中で、人々の移動や物流を支える重要なインフラが「橋」です。日本の橋は、その数や規模だけでなく、技術やデザイン、美しさにおいても世界的に注目されています。日本各地にかかる橋は、その地域の地形や文化、歴史を反映しており、観光地としても高い評価を受けるものも多く存在します。

 




日本の橋の数


日本全国には、膨大な数の橋が存在します。国土交通省の調査によると、2023年時点で日本には約72万の橋があり、その中には道路橋や鉄道橋、歩道橋など多様な橋が含まれています。

  • 道路橋:全国に約72万橋のうち、約70万橋が道路橋です。これらは国道、都道府県道、市町村道にまたがっており、日常生活や物流を支える重要な役割を果たしています。

  • 鉄道橋:鉄道インフラの一環として、各地に架けられた鉄道橋も多く存在します。これらは河川を横断するだけでなく、山間部でのトンネルとトンネルをつなぐ高架橋としても利用されています。

  • 歩道橋・専用橋:都市部では、歩行者専用の橋や自転車専用の橋も多く見られます。


この膨大な数の橋は、日本が多くの河川や山岳地帯を抱える地理的特性に由来しており、橋がなければ多くの地域で交通が成立しないと言っても過言ではありません。




日本の橋の特徴


日本の橋は、その設計や構造、役割において多様性を持っています。ここでは、日本の橋が持つ主な特徴をいくつか紹介します。

1. 多様な橋の種類


日本には、その地形や用途に応じてさまざまな種類の橋が存在します。

  • 吊り橋(つりばし):長いスパンを持つ橋で、主に海峡や広い河川をまたぐために用いられます。有名な例として、世界最長の吊り橋である「明石海峡大橋」が挙げられます。

  • アーチ橋:曲線状の構造を持ち、圧縮力に強いのが特徴です。日本では、九州の「九重“夢”大吊橋」が観光名所として知られています。

  • トラス橋:三角形を基本とした格子状の構造を持つ橋で、強度と軽量性を両立させています。

  • 桁橋(けたばし):最も一般的な橋の形状で、平坦な道路を支える構造を持ちます。短いスパンの橋で多く採用されています。

  • 斜張橋(しゃちょうきょう):ケーブルを使って橋を支える構造で、美しいデザインが特徴です。瀬戸内海の「多々羅大橋」が代表例です。






2. 耐震性と安全性


日本は地震が多い国であるため、橋の耐震性が非常に重視されています。過去の震災(特に1995年の阪神淡路大震災)を教訓に、耐震補強や新しい設計基準の導入が進みました。

  • 免震構造:地震の揺れを吸収する技術を用いた橋が多く建設されています。

  • 耐久性の向上:気候や自然災害に耐えるため、コンクリートの改良や防錆技術が取り入れられています。






3. 美しいデザインと観光地としての価値


日本の橋の中には、その美しさや独特のデザインから観光名所となっているものも多く存在します。

  • 明石海峡大橋(兵庫県):世界最長の吊り橋で、夜間にはライトアップが行われ、美しい夜景が楽しめます。

  • 錦帯橋(山口県):木造アーチ橋として有名で、独特の五連アーチ構造が美しい景観を作り出しています。

  • 虹の橋(東京都):東京湾にかかるレインボーブリッジは、首都圏のランドマークの一つであり、夜間のライトアップが特徴です。


これらの橋は、交通インフラとしての機能を超え、そのデザインや景観が地域の観光資源としても重要な役割を果たしています。




日本の橋の歴史的背景


古代~江戸時代の橋


日本における橋の歴史は、奈良時代や平安時代に遡ります。当時の橋は主に木材で作られた簡易なものでした。戦国時代から江戸時代にかけて、主要な街道や城下町に橋が建設されるようになり、物流や交通の発展に寄与しました。たとえば、京都の「三条大橋」や「五条大橋」は、歴史的な街道の一部として有名です。

近代~現代の橋


明治時代に入り、西洋技術が導入されることで鉄橋が登場しました。戦後の高度経済成長期には、産業の発展に伴い、多くの橋が建設されました。特に、1960年代以降の全国総合開発計画に基づき、高速道路網の整備が進む中で、数多くの大規模な橋梁が誕生しました。




橋梁インフラの課題



  1. 老朽化 高度経済成長期に建設された多くの橋が、現在では老朽化の問題を抱えています。国土交通省のデータによると、全国の橋の約40%が建設から50年以上を経過しており、大規模な修繕や架け替えが必要とされています。

  2. 維持管理コスト 橋梁の維持管理には多額のコストがかかります。特に地方自治体では、財源不足から橋の点検や補修が十分に行えないケースも見られます。

  3. 自然災害 日本は地震、台風、大雨など自然災害が多い国であり、橋梁が被害を受けるリスクが高いです。そのため、防災対策を強化し、災害時に迅速な復旧が可能な体制を整える必要があります。






日本の橋の未来と展望



  1. スマートインフラ 橋梁にセンサーを設置し、リアルタイムで状態を監視する「スマートインフラ」の導入が進められています。これにより、橋の異常を早期に検知し、維持管理の効率化が期待されています。

  2. 環境への配慮 橋梁建設には環境への影響も伴います。近年では、環境負荷を最小限に抑える設計や建設方法が取り入れられています。

  3. 観光資源の活用 日本各地にある美しい橋を観光資源としてさらに活用し、地域の経済活性化を図る動きも進んでいます。






結論


日本の橋は、地理的な特性や文化的背景を反映しながら、進化を続けてきました。その数は約72万を超え、多様な種類の橋が、日常生活や経済活動を支えています。また、耐震性やデザイン性においても世界的に高い評価を受けており、観光名所としての価値も認識されています。

一方で、老朽化や維持管理コスト、災害リスクといった課題も抱えています。これらの課題に対応しつつ、最新技術や環境配慮型の取り組みを取り入れることで、日本の橋梁インフラはさらに進化し、人々の生活をより豊かにしていくことでしょう。

 

 

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三好工業のここがミソ~橋梁工事の種類と特徴~

皆さんこんにちは!

 

三好工業株式会社の更新担当中西です。

 

イベント盛り沢山なこの季節、いかがお過ごしでしょうか?

さて、本日は第2回橋梁工事雑学講座!

今回は、橋梁工事の種類と特徴についてです。

 

橋梁工事の種類と特徴

橋梁工事には、さまざまな種類があり、それぞれ異なる構造と用途があります。

 

橋の構造や設置する場所によって選ばれる種類が異なり、それぞれに特有のメリットとデメリットがあります。

 

この回では、代表的な橋梁の種類(桁橋、アーチ橋、吊橋、斜張橋など)について解説し、特徴や設置に適した場所について詳しく説明します。

 

桁橋(けたばし)

桁橋は、最もシンプルな構造を持つ橋です。

橋桁と橋脚で橋全体を支える構造で、施工が比較的容易で、コストも抑えられるため短いスパンの橋に多く用いられます。

桁橋は、支柱の間隔が短く、構造が安定しているため、小さな河川や低い谷間にかけられることが多いです。

 

デメリットとしては、スパンを長くすると橋の自重でたわみが発生しやすいため、大規模な橋には不向きです。

 

アーチ橋

アーチ橋は、アーチ状に曲がった桁を支えにしている橋で、美しいデザインが特徴です。 アーチ構造により力が分散されるため、耐荷重性に優れており、長い距離を支えることが可能です。

日本では、山間部や渓谷にかかることが多く、観光地などの景観にも馴染みやすい構造です。 建設コストはやや高めですが、耐久性に優れ長期間にわたって使用できるため、費用対効果も高いと言えます。

 

吊橋

吊橋は、橋桁をケーブルで吊るし、主塔から吊り下げる構造を持つ橋で、スパンが長くても対応可能なため、峡谷や広い河川の上などに設置されます。

日本では東京湾アクアラインの「東京ゲートブリッジ」などが有名です。 吊橋は柔軟性が高く、地震や強風にも強いのが特徴です。

一方で、強度を保つためにメンテナンスが必要となり、長期間の維持管理が必要です。

 

斜張橋(しゃちょうばし)

斜張橋は、主塔から橋桁へ斜めにケーブルを張り巡らせる構造を持つ橋で、耐震性や耐風性が高く、都市部や港湾に適しています。

 

設計の自由度が高く、デザイン性も高いため、景観に配慮した設計が可能です。

建設費は高めですが、強度が高く大規模な交通に適した橋です。

 

以上、第2回橋梁工事雑学講座でした! 次回の第3回もお楽しみに!

 

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三好工業のここがミソ~橋梁工事雑学~

皆さんこんにちは!

 

三好工業株式会社、更新担当の中西です。

 

いよいよ寒くなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?

風邪をひかないよう、防寒対策を徹底していきましょう!

 

さて、本日からシリーズ更新が始まります!

三好工業株式会社監修!

橋梁工事雑学講座!

 

記念すべき第1回目のテーマは!

橋梁工事の基本的な役割と重要性についてです!

 

橋梁工事とは、道路や鉄道などが川や谷などの地形を越えて接続されるように橋を建設し、設置・補強・維持するための工事を指します。

 

橋梁は道路や鉄道などのインフラを構成する重要な要素であり、人や物の移動に欠かせない交通基盤としての役割を担っています。

 

この回では、橋梁工事の基本的な役割やその重要性について詳しく解説します。

 

橋梁工事の役割 橋梁工事の役割は、地域間の移動を可能にし、物流や人の行き来を支えることです。

橋があることで人々は川や谷などの障害を越えて移動することができ、経済活動や生活の利便性が向上します。

 

橋は道路や鉄道の延長線上にあるため、重要な交通インフラの一部であり、都市部や農村部の開発にも不可欠です。

 

また、災害時には橋が避難経路として利用されるため、地域の安全性を高める役割も果たします。

橋梁工事の重要性 橋梁工事には、安全性と耐久性が求められます。

橋梁は、日常的に多くの車両や人が通行するため、長期間の使用に耐えられる構造であることが必要です。

 

さらに、橋梁は風、雨、雪、地震といった自然の厳しい条件にさらされるため、これらに耐えられる構造設計と施工が重要です。

 

定期的なメンテナンスと点検によって安全性が保たれるため、工事を適切に行うことで地域社会に貢献することができます。

 

以上、第1回橋梁工事雑学講座でした! 次回の第2回もお楽しみに!

 

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三好工業のここがミソ~海外の技術~

皆さんこんにちは!

三好工業株式会社の更新担当の中西です!

 

朝晩の冷え込みが身に染みる季節になってきましたね。

これから鉄骨はどんどん冷たくなっていきます、、、(笑)

 

さて今日は!

三好工業のここがミソ~海外の技術~

ということで、橋梁鉄骨加工の海外の技術について少しご紹介します♪

 

橋梁(きょうりょう)は、インフラの中でも最も重要な構造物の一つであり、安全性、耐久性、美しさを兼ね備える必要があります。その中核を担うのが「鉄骨の加工技術」です。近年、海外では革新的な鉄骨加工技術が注目を集めており、それらは持続可能な社会の実現や設計の自由度向上に寄与しています。

今回は、橋梁鉄骨加工技術の最新トレンド、注目される技術、実際のプロジェクトでの活用事例、そして未来の可能性について詳しく掘り下げていきます。




1. 橋梁鉄骨加工技術の進化の背景


1.1 高度な橋梁設計への対応


現代の橋梁は、単なる移動手段を超え、都市のシンボルや観光名所としての役割を果たすようになりました。その結果、設計における自由度が求められ、複雑な形状を実現するための鉄骨加工技術が進化しています。

  • アーチ橋や吊橋の美的デザイン
    曲線美を生かした設計に対応するため、高精度な加工技術が必要です。

  • 超大型構造物
    長大橋(ロングスパンブリッジ)や超高層建築との連携が進む中で、鉄骨の高強度化や軽量化が求められています。


1.2 環境配慮と持続可能性


橋梁建設は大量の資源を必要とし、環境負荷が大きい分野です。そのため、鉄骨加工においても以下の取り組みが進められています:

  • リサイクル鋼材の利用
    廃棄物を最小限に抑えるため、リサイクル率の高い鋼材を使用。

  • エネルギー効率の向上
    加工工程でのエネルギー消費を削減する技術の採用。






2. 海外で注目される鉄骨加工技術


2.1 高精度切断技術(レーザー・ウォータージェット)


精密な設計を実現するために、レーザー切断やウォータージェット切断が利用されています。

  • レーザー切断
    高精度で高速な加工が可能。特に細かい装飾的なデザインや複雑な接合部に対応します。

  • ウォータージェット切断
    高圧水流と研磨剤を用いた技術で、熱を発生させず、鋼材の性質を損なわない加工が可能です。


2.2 3DモデリングとCNC加工


3D CAD(コンピュータ支援設計)を用いたモデリングとCNC(コンピュータ数値制御)による加工が一般化しています。

  • デジタル設計との連携
    設計から加工、施工まで一貫してデータで管理することで、エラーを最小化。

  • 複雑形状の一体成型
    従来では困難だった複雑な形状や接続部を高精度で製作可能。


2.3 ロボット溶接技術


ロボットを活用した自動溶接技術は、効率性と品質の向上に大きく寄与しています。

  • 精密な接合部の溶接
    溶接ミスを防ぎ、強度を確保。

  • 人手不足の解消
    高度な技術者が少ない地域でも安定した加工が可能。


2.4 高性能塗装と防食技術


橋梁鉄骨は、腐食や環境劣化から保護される必要があります。先進的な塗装技術が重要な役割を果たしています。

  • フッ素樹脂塗料
    耐候性が高く、長期間メンテナンスが不要。

  • 亜鉛メッキとポリマーコーティング
    錆びを防ぎ、塩害にも耐える加工が注目されています。


2.5 モジュール化と現場組立技術


鉄骨を工場でモジュール化し、現場で効率的に組み立てる技術が海外で広がっています。

  • プレファブリケーション
    工場で加工した部品を現場で簡単に組み立てる方式で、施工期間の短縮と品質向上を実現。

  • 現場溶接を最小化
    ボルト接合技術の進化により、現場作業の効率化が進んでいます。






3. 注目の橋梁プロジェクトと鉄骨技術の応用


3.1 ミレニアムブリッジ(イギリス)


ロンドンのシンボルであるミレニアムブリッジでは、鋼材の軽量化とデザイン性が重視されました。

  • 高精度な曲線加工
    橋の美しいアーチ形状を実現するため、高度な加工技術が用いられました。

  • 動的負荷への対応
    歩行者の振動による動的負荷を軽減するため、鉄骨の柔軟性と強度を最適化。


3.2 ゴールデンゲートブリッジ(アメリカ)


アメリカを代表する橋であるゴールデンゲートブリッジでは、定期的な改修工事で最新技術が活用されています。

  • 防食塗装の更新
    塩害に強いコーティング技術で耐久性を向上。

  • センサー技術との連携
    鉄骨に取り付けられたセンサーでリアルタイムの劣化状況を監視。


3.3 香港–珠海–マカオ大橋(中国)


世界最長の海上橋では、モジュール化技術が施工効率を大幅に向上させました。

  • 超大型モジュールの工場製作
    工場で加工された部品を海上で迅速に組み立てる技術が採用されました。

  • 耐腐食鋼材の使用
    海洋環境に耐える特殊鋼材と塗装技術が活用されています。






4. 橋梁鉄骨加工の未来と課題


4.1 AIと自動化のさらなる進化


AI技術の進歩により、鉄骨加工のさらなる自動化と精度向上が期待されています。

  • AIによる溶接管理
    溶接の強度や品質をリアルタイムで分析し、不具合を自動修正。

  • 加工ラインの完全自動化
    ロボットとAIを組み合わせ、材料搬送から最終加工までを完全自動化。


4.2 持続可能性の追求


環境問題が重要視される中、鉄骨加工にもエコフレンドリーな取り組みが求められます。

  • グリーンスチールの採用
    製鉄過程でCO₂排出を削減した鋼材の利用が進んでいます。

  • 廃材リサイクルの促進
    使用済み鉄骨の再利用率を高める技術が開発されています。


4.3 技術者育成の課題


先端技術を支える熟練技術者の不足が課題となっています。デジタル技術を活用した教育プログラムの拡充が重要です。




まとめ:鉄骨加工技術が築く未来の橋梁


橋梁鉄骨の加工技術は、単なるインフラ整備を超え、美しいデザイン、持続可能性、効率性を追求する分野へと進化を遂げています。海外の最新技術を参考にしながら、日本でもこれらの技術を取り入れることで、より革新的で持続可能な橋梁建設が可能となるでしょう。

未来の橋梁は、鉄骨加工技術の進化によって、新たなデザインと機能を備えたインフラとして、社会を支え続けるに違いありません。

 

 

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橋梁鉄骨のここがミソ~繊細さ~

皆さんこんにちは!

三好工業株式会社の更新担当の中西です!

 

朝晩の冷え込みが身に染みる季節になってきましたね。

これから鉄骨はどんどん冷たくなっていきます、、、(笑)

 

さて今日は!

橋梁鉄骨のここがミソ~繊細さ~

ということで、橋梁鉄骨加工について少しご紹介します♪

 

橋梁鉄骨(きょうりょうてっこつ)は、見た目に頑丈である一方、その設計・施工には非常に繊細な要素が求められます。

橋梁鉄骨の繊細さについてポイントが挙げられます。

 

1. 高精度な設計と計算


橋梁の鉄骨は、巨大な荷重を支えるために高精度な設計と計算が求められます。

荷重や風、地震などによる振動、気温変化による膨張・収縮に対応するため、ミリ単位の精密さで設計されます。

これらの要素が少しでも計算ミスやズレが生じると、構造全体の強度や安全性が脅かされる可能性があるため、非常に緻密な設計が不可欠です。

 

2. 接合部分の繊細な技術


鉄骨の接合には、溶接やボルト接合などの技術が用いられますが、特に溶接部分は力が集中するため、非常に繊細な技術が必要です。

溶接が不十分だと亀裂が生じ、橋の寿命に影響を及ぼすため、技術者は均一で強度の高い溶接を行うことが求められます。

また、溶接の熱による鉄材の歪みを防ぐために、適切な順序と速度で作業が進められる必要があります。

 

3. 腐食対策とメンテナンス


鉄は長期間露出していると腐食しやすいため、橋梁鉄骨には防錆塗装や特殊な防錆加工が施されます。

しかし、これも定期的なメンテナンスが必要であり、錆が生じた箇所は早急に修繕されなければなりません。

小さな亀裂や錆が進行すると橋の耐久性を著しく低下させるため、わずかな劣化も見逃さない繊細な管理が必要です。

 

4. 気温や環境条件の影響


橋梁鉄骨は気温の変化や日光、湿度、風など、自然環境から大きな影響を受けます。

特に気温変化によって鉄骨が伸縮するため、設計段階でこれらの影響を見越して許容範囲を設定し、伸縮に耐えられるように設計されています。

こうした微細な変化に応じて構造を維持できるような、繊細な調整が必要です。

 

5. 振動や揺れに対する対策


鉄骨でできた橋梁は交通や風、地震などにより常に振動や揺れが発生します。

これに対応するために、ダンパー(振動抑制装置)や支点部の工夫を行うなど、微細な揺れにも耐えられる設計が施されています。

大きな橋では、揺れによって構造が共鳴しないように調整し、危険な振動が生じないよう配慮することも非常に繊細な作業です。

 

6. 荷重分散と構造力学の工夫


橋の鉄骨は、全体の荷重が均等に分散されるように、張力や圧力のバランスが計算されています。

橋の支柱やトラス(骨組み)も、わずかな歪みが構造全体に大きな影響を与えないように配置されます。

どの部材も互いに補完し合うように配置されており、構造が繊細なバランスで成立しています。

 

7. 組み立て時の慎重さ


現場での鉄骨の組み立てにも、高い精度が求められます。

鉄骨が巨大であるため、ズレが生じると接合部が合わなくなる可能性があるため、ミリ単位での正確な組み立てが行われます。

重量物を吊り上げながらの作業や高所作業も多く、極めて繊細で慎重な作業が求められます。

 

8. 材料の品質管理


橋梁鉄骨に使用される鋼材の品質も重要で、わずかな不純物や製造段階の不良が強度に大きく影響します。

そのため、鋼材の製造段階から徹底した品質管理が行われます。

微細な欠陥や材質のばらつきを防ぐために、材料選定から工程の検査に至るまで、非常に厳しい管理が行われています。

 

まとめ


橋梁鉄骨の繊細さは、設計から施工、メンテナンスまで、すべての段階で高い精度と丁寧な管理が求められる点にあります。

外見は頑丈に見えますが、実際には小さなミスや劣化が大きな事故につながる可能性もあるため、細部に至るまで高い技術と管理が要求されるのです。

 

縁の下の力持ちとはこのことかもしれませんね!

 

弊社では、一緒に【縁の下の力持ち】になってくれる仲間を募集しています!!

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意外と知らない?鉄筋と鉄骨の違い! ~鉄骨工事雑学講座①~

皆さんこんにちは! 三好工業株式会社のブログ更新担当の中西です。

寒暖差が激しく、なかなか衣替えが難しい気温が続いてますが、皆さん体調はいかがでしょう?

さて、本日からシリーズ更新が始まります!

名付けて!~鉄骨工事雑学講座~

鉄骨工事に関する豆知識を毎回ちょこっとずつ!お届けしたいと思います!

記念すべき第1回目を飾るのは・・・

「意外と知らない?【鉄筋】と【鉄骨】 の違いって?」

 

字からして違うのはわかるけど、同じ金属では?と感じる方も多いでしょう。

 

でも、大きな違いがあるんです!

 

「鉄筋」とは、「引っ張る力に対して強い」という特徴を持つ、

「太さ1cm以上の鉄の棒」のことを指します。

 

文字通り「筋」であり「骨」ではありません。

 

そのため、鉄筋のみで建物を建てる事は不可能です。

 

鉄筋とコンクリートが合わさることで、建物がつくられていきます。

 

反対に「鉄骨」は、単体で柱や梁に使えます

名前からもわかるように、「鉄筋」より太くて丈夫な鋼材が「鉄骨」です。

また、鉄骨は鉄という字が使われていますが、

実際は「鉄」の合金である「鋼」で作られています

 

これだけでは物足りないので、少し深堀りしてみましょう。

 

よく耳にする「鉄筋コンクリート造」とは、 「鉄筋をコンクリートに埋め込んだ建物」を指します。

 

鉄骨で柱や壁などを作っていきます

また「鉄骨で柱や壁などをつくる」のが「鉄骨造」です。

 

これには「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2種類があります。

 

弊社三好工業株式会社では

主に橋梁鉄骨の組み立て製造作業を行います。


以上、大分ざっくりですが、鉄筋と鉄骨の基本に触れてみました!

 

弊社、三好工業株式会社では働く仲間を募集しています

募集職種 鍛冶工、溶接工

対象となる方 未経験者歓迎、経験者優遇 年齢18歳から40歳くらいまで
*長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等の募集採用を希望します

主な仕事内容 大手メーカーの工場内にて主に橋梁部材の製造・仕上げ作業を行います。

雇用形態 正社員

給 与  月収例:195,840円~244,800円

勤務地  香川県仲多度郡(大手メーカー工場内)

勤務時間  8:00~17:00
*作業内容により残業になる場合があります。

休日休暇  土日祝日
*作業内容により出勤になる場合があります。

待 遇  各種保険完備、マイカー通勤可

応 募  お電話またはメールでご連絡ください。担当/三好

お問い合わせはお気軽に♪

※セールス営業目的でのお問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします。

ではでは、第1回鉄筋工事雑学講座でした。

 

第2回もお楽しみに!

 

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あなたが必要!!

三好工業株式会社のブログ更新担当の中西です。

三好工業株式会社は香川県三豊市に拠点を置き、国の橋梁鉄骨など、特殊でスケールの大きな仕事を手掛けてきました。

鉄骨加工業はスケールは大きくてもその精度はミリ単位で求められるので、溶接の技術レベルは高くなくてはなりません。

全国各地にある有名な橋を見かけたら、弊社が手掛けたものかも♪
三好工業株式会社はこれからも鍛冶工、溶接工のエキスパートとして、風景に映える美しい橋梁作りをこだわり続けています。

 

これまで多くの業者の方々から信用と信頼を頂きましたが、これからも今以上の信頼と信用を頂ける様、

スタッフ一同「丁寧」に心がけ、日々「成長」を続け、「満足」頂ける施工の提供をしていきたいと考えております。

 

三好工業株式会社では現場で先頭に立って頑張る若いスタッフを募集しております。

 

経験者はもちろんの事、未経験の方も大歓迎です!

先輩スタッフがきちんと指導していきますので、安心してください。

 

また働きながら資格取得支援もありますので、頑張ってもらえれば給与UPもめざせます。

 

 

誰でも最初は未経験!

入社後も先輩に付いてもらい、作業の一つ一つを丁寧に指導し仕事を覚えていってもらいます。

慣れてきたら、一人で率先し作業に取り組んでもらいます。

分からない事は働きながら、多々出てくると思いますが全く気にせず聞きながら取り組んで頂ければと思っております。

お気軽にお問い合わせください。 お待ちしております。

また、お客様や求職者の皆様にもご迷惑をおかけすることになってしまうので、

営業電話はお控えいただきますよう、何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

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熱中症

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今日の気温は35度を超えるそうです。熱中症にならないように対策をしなければ・・
朝のラジオ体操から汗だくです。


ホームページ開設

ホームページを開設しました。

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