皆さんこんにちは!
三好工業株式会社の更新担当中西です。
”一生モノの仕事”
鉄骨加工業の魅力は、努力がきちんと“技術”として残ることです
体力だけで押し切る仕事ではなく、経験が判断力になり、段取りがスピードになり、丁寧さが品質になる。
つまり、積み上げた分だけ強くなる職人の世界です
1. 切断:最初の一手が品質を決める
切断は、加工のスタート地点。
ガス切断、プラズマ、シャー、バンドソーなど方法は様々ですが、ここで精度が出ると後工程が楽になります
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切断面のきれいさ
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寸法の正確さ
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熱で反る・歪むリスクの管理
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材料ロスを減らす工夫
こうしたポイントを押さえられるようになると、職人として一段上がります
切断が上手い人は、工場全体の効率を上げる存在。
この“影響力の大きさ”も魅力です
2. 孔あけ:ミリの正確さが現場を救う
孔あけは地味に見えますが、現場での組みやすさを左右する超重要工程です。
ボルト穴の位置が合わないと、現場で無理な調整が発生し、安全にも工程にも悪影響が出ます
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図面の読み取り
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基準出しの正確さ
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工具の扱い
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穴径・ピッチの確認
ここが安定すると、「この工場は安心」と言われるレベルが上がります
3. 組立:鉄骨に“形”を与える工程
組立(仮付け)は、部材の姿が見えてくる工程です。
プレートの向き、芯(基準線)、直角、通り…。
ここでの精度が、溶接後の歪みや寸法精度に直結します。
組立の上手さは、
図面理解
段取り
クセを読む経験
が揃って初めて出るものです
「仮付けが上手い人がいる工場は強い」
と言われるのはそのためです
4. 溶接:火花の向こうに“信頼”がある
溶接は花形。
鉄骨加工の象徴的な仕事です
でも溶接は、ただビードを盛ればいいわけではありません。
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施工条件の理解
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入熱による歪みの管理
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欠陥を出さない姿勢と手順
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仕上げまで含めた品質
こうした総合力が求められます。
上達すると、溶接が「作業」から「設計に沿った品質を作る技術」へ変わります
この変化を感じた時、仕事が一気に面白くなります
5. 歪み取り・修正:最後の仕上げで差が出る
鉄は熱で動きます。溶接の入熱で、どうしても歪みは出る。
そこで必要なのが歪み取り・修正です。
ここは経験が物を言います
「どこを叩けば戻るか」
「どの順番で熱を入れるか」
「どこまで戻せば許容内か」
感覚と理屈が混ざる“職人の領域”です
この工程が上手い人は、本当に頼られます。
工場の最後を締める、仕上げのプロです
6. 技術の先にある“育成”という誇り
鉄骨加工業の魅力は、自分が上手くなるだけじゃありません。
経験を後輩に伝えられるようになると、さらに仕事の価値が増えます
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図面の読み方
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ミスしやすいポイント
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安全の癖づけ
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段取りの考え方
これを言語化できる人は、現場の未来を作る人です
まとめ:鉄骨加工業は“積み上げた技術が一生残る”仕事
鉄骨加工業の魅力は、
工程ごとに武器が増える
経験が判断力になる
丁寧さが信頼になる
育成で価値が広がる
にあります。
鉄を扱いながら、自分の技術も鍛えられる。
これが、鉄骨加工業のかっこよさです